昨年秋頃から、弊社へのお問合せ断トツTOPが【既存住宅かし保証保険】(以下かし保険)についてです。
弊社で取り扱うかし保険は日本住宅保証検査機構(以下JIO)になります。
日本住宅保証検査機構 個人間売買用 商品カタログ
http://www.jio-kensa.co.jp/insurance/kizon_jutaku/personal01.html
この保険は、既存住宅流通(中古住宅売買)に際して、基本構造部分等の隠れた瑕疵により生じた損害を補償するため、住宅のお引渡し前に事業者が申し込み、加入する保険です。保険の引受けにあたり、事前に保険法人等が検査を実施します。定められた検査基準に適合した物件だけが加入できる保険なので、一定の品質が確認できて安心です。(JIOホームページより抜粋)
「構造耐力上主要な部分」および「雨水の浸入を防止する部分」で、
構造耐力性能または防水性能における「隠れた瑕疵」が本保険の対象なので、
買ったあとに瑕疵があった場合におりる保険です。
申し込みから証券引き渡しまで
補修工事の必要がなく検査だけで保険に加入できる場合は最短で2週間。
保険加入条件をクリアするために、なんらかの補修工事が必要な場合は工事+再検査でさらに+α日にちがかかります。
おおよそ1ヶ月ほど日程を取っておけば安心ですが、余裕をもってご相談ください。
建物のお引き渡し日までに保険加入手続きが完了していることが必要になりますので、決済引渡日が決まっている場合は、予めお知らせください。
尚、保険付保証明書はローン減税/不動産取得税/登録免許税などに使用できます!
保険料
保険期間と保証金額と建物の大きさによって保険料が変わってくるのが特徴です。
①保険期間:1年/5年
②保証金額:500万/1000万 ※5年は1000万のみ
③延床面積:100㎡未満/100~125㎡/125~150㎡/150㎡以上
保険料:①と②と③を照合
検査料:弊社請負の場合(構造や大きさによって変わる場合があります)
特約検査料:給排水管路特約を付けた場合にかかる費用
書類審査手数料:JIOへの手数料
木造住宅で一番小さい100㎡/1年/500万のタイプで62,700円+税~となっております。
こちらが御見積の一例になります。
ご提出いただく書類
お申込みには必要書類をご提出していただきます。
・保険契約申込書
・付近見取図
・平面図
・売買契約書
・新耐震基準等の充足を証する書類(建築確認の日付が確認できるものなど)
POINT!! 💡
💡 事前審査って何??
弊社では事前審査を実施しております。
事前審査とは、現地検査する前段階に必要書類をあらかじめご送付いただき、
保険に加入できるできないの判断をしております。俗にいう書類審査です。
現地検査した後「この建物では保険加入は不可です」となった場合でも検査料が掛かってしまいます。
それを防ぐべく事前に書類を確認した後に改めてお申込みいただいております。
💡 床下・天井裏点検口は必須!
雨もりや漏水、構造を見るうえでも点検口はなくてはならないものです。
かし保険の場合は点検口必須になりますので、ない場合は設置工事が必要になります。
弊社でも工事可能ですので併せてご相談ください。
💡 住宅診断と同日セットがオススメ!
弊社では、かし保険と住宅診断を同日にお申込みいただく事をおススメしております。
同日ですと調査費用が割引になります!
かし保険用に検査してもらっているから安心と思いがちですが、
実際にかし保険で検査する部分と住宅診断で調査する項目が違います。
ご相談いただく物件の多くは築15~20年以上のものが大半を占めている状況です。
ご購入いただく前に建物のコンディションを知る事も重要だと思います。
わたしたちでいう「健康診断」をうけ、これから長きにわたるであろう相棒のコンディションを把握していただき、
リフォームやリノベーション等のお役に立てればと思います。